東海地震「今こそ正しく恐れてしっかり備えよう!」

東海地震は、約百年から百五十年の周期で繰り返し起こっている大地震です。 前回は、1854年の「安政東海地震」。山梨県内でも、多くの地域が震度6弱以上の揺れとなったと推定され、甲府市で約3割、峡南地域では約半数以上の家屋が倒壊した、という記録が残されています。 それ以来、150年以上が経過しており、地震を起こすエネルギーが相当蓄積しているため、『いつ東海地震が起きても不思議ではない』と言われています。

平成17年5月に県が発表した東海地震の「想定震度分布」でも、県内の広い範囲が震度6弱以上(老朽 木造家屋等で倒壊の可能性がある震度)、さらに峡南地域の全域や甲府盆地、富士北麓地域の一部は震度6強以上の激しい揺れが予想され、私たちの生活に大きな影響を与えることが想定されています。なお、27市町村中25市町村(H22年3月31日現在)が地震防災対策強化地域に指定されています。

山梨県の想定震度分布図

山梨県の想定震度分布

東海地震発生の仕組み

プレート境界型地震(1)

海底を作っているフィリピン海プレートが年数センチの割合でユーラシアプレートの方へ移動し、その下へもぐりこむ。

プレート境界型地震(2)

ユーラシアプレートの先端部が引きずり込まれ、ひずみが蓄積する。

プレート境界型地震(3)

ひずみがその限界に達したとき、ユーラシアプレートが跳ね上がり、地震が発生する。その際津波も発生する。

東海地震「予知」への取り組み

東海地震を直前に予知するため、気象庁などの国の機関により地震や地殻変動などの観測データが常時観測されていますが、現状は直前予知ができる場合とできない場合があります。
観測データに異常が認められた場合、東海地震に関する情報(観測・・・注意・・・予知)が段階的に発表されることになっています。

東海地震観測情報(青情報)
観測データに異常が現れているが直ちに評価できない
平常の活動を行いつつ、続報に注意
  • 防災対応は特にありません。
  • 市町村の防災行政無線やテレビ・ラジオなどの情報に注意し、落ち着いて普段と同じように行動してください。
  • (県・市町村では、情報収集連絡体制がとられます。)
東海地震注意情報(黄情報)
東海地震の前兆現象の可能性が高まった
大地震に備える”直線の準備”を開始
  • 地震に備えるため、次のような準備行動を実施してください。
    • 不要不急の旅行、出張の自粛
    • 自動車の使用を控える
    • 浴槽などへの水の汲み置き
    • 家族同士の連絡方法の確認
    • 室内の家具の固定 など
  • 市町村の防災行政無線やテレビ・ラジオなどの情報に十分に注意し、正確な情報を把握してください。
  • (県・市町村・防災関係機関では、自動・生徒などの帰宅対策など、地震の被害をできる限り少なく抑える措置や 防災応急対策活動の準備を始めます。)
東海地震予知情報「警戒宣言」(赤情報)
東海地震が(2~3日以内くらいに)発生する恐れがある
内閣総理大臣が「警戒宣言」発令(厳戒態勢)
  • 内閣総理大臣から、「警戒宣言」が発せられます。
  • 地震に備えるため、次のような行動を実施してください。
    • 崖崩れなどの危険箇所及び耐震性の無い建物からの非難
    • 飲料水を蓄え、食糧・医薬品・懐中電灯・ラジオなどの非常持ち出し品の確認
    • 火元や破損転倒しやすいものの点検や、危険な作業を控える
    • 交通規制などが実施されるため、自動車の使用を控える など
  • 市町村の防災行政無線やテレビ・ラジオなどの情報の十分に注意し、日頃の防災訓練の経験を生かして、あわてずに落ち着いて行動してください。
  • (県・市町村では、地震災害警戒本部を設置し、地震に備えた防災応急対策活動を実施しています。)
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